外壁塗装のコーキングの役割とは?知っておきたい工事内容を解説

公開日:2023/07/20 最終更新日:2023/07/26

外壁塗装をする時に一緒にするのが「コーキング」です。もしコーキングなしで外壁塗装をやってしまうと後々トラブルが起こります。それほどコーキングは外壁塗装とは切っても切れない関係です。では、コーキングとはどんなものでしょうか。今回は外壁塗装のコーキングの役割について詳しく紹介します。

外壁塗装におけるコーキングとは

外壁塗装におけるコーキングとは一体どんなものなのでしょうか?こちらで詳しく紹介します。

コーキングとは何か?

コーキングとは「すき間を埋める」ことです。コーキング(caulking)の語源になっているコーク(caulk)には「詰め物をする」という意味があります。

外壁塗装におけるコーキングとは?

外壁塗装におけるコーキングとは「外壁にあるすき間を埋める」ことです。パッと見ただけではわかりませんが、外壁にはさまざまなすき間があります。

例えばサイディングの継ぎ目、サイディングの割れ、サイディングのヒビなどです。これら外壁のすき間に、コーキング材を注入してすき間を埋めることを、外壁塗装にコーキングをすることといいます。

次に外壁塗装におけるコーキングの役割について、詳しく紹介します。

外壁の防水をするため

もし外壁にすき間が空いたままだと、すき間から雨水が侵入してきます。何度も雨水が侵入すると、やがて木材でできている構造体を腐食させてしまいます

外壁材を補修するため

サイディングなどにある割れ・ヒビなどをそのままにしておくと、経年劣化で崩壊してしまうことがあります。コーキングを使って補修をすることで、経年劣化による崩壊を防ぐことができます

外壁材同士の衝突をやわらげるため

外壁材同士をそのまますき間なく、ピッタリとくっつけてしまうと気温の寒暖の差で、外壁材同士の体積が増え、ぶつかってしまい、割れてしまいます

そうならないように、外壁材と外壁材のすき間にコーキングを注入することで、外壁材同士の衝突をやわらげます。

外壁塗装に不可欠なコーキング工事の流れ

外壁塗装の時には、コーキング工事はどのような流れで行われるのでしょうか?こちらでは外壁塗装でのコーキングの流れについて詳しく紹介します。

既存のコーキングを除去する

既存のコーキングがあれば、既存のコーキングを除去します。もしその場所が、初めてコーキングをする時には既存のコーキングの除去は不要です。

すき間の掃除をする

既存のコーキングを除去した後、あるいは初めてコーキングをする場合でもすき間を掃除します。理由はゴミやホコリが入ったままコーキングをすると、コーキングの効果が落ちてしまうからです。

すき間の周りを養生する

一般的にサイディングのすき間の周りをコーキングする場合は、養生テープなどで養生をします。コーキングの時の養生とは、コーキングがすき間以外のサイディングに付着して汚さないようにするためです。

すき間にシーラーを塗る

シーラーとは、コーキングがすき間にしっかりと密着するための接着剤のことです。シーラーを塗らないと、コーキングだけでは密着できないこともあります。

コーキングを注入する

シーラーが乾燥したら、コーキングを注入します。すき間からはみ出すくらい多めに注入します。

コーキングをヘラでならす

すき間からはみ出た不要なコーキングをヘラでとります。その後、ヘラを使ってすき間のコーキングと外壁材がフラットになるようにヘラでならします。

養生テープをはがす

コーキングの表面が乾燥して、付着する心配がなくなったら養生テープをはがします。

コーキングの養生をする

コーキングの養生をするとは、コーキングを完全に乾燥させることです。コーキングの完全乾燥まで約1週間近くかかります。

コーキング工事を行う際に気を付けたいこと

コーキング工事を行う時には、どんな点に気をつけた方がよいのでしょうか?こちらで詳しく紹介します。

しっかりした説明をしてくれる業者さんを選ぶ

コーキング工事を行う際には、しっかりした説明をしてくれる業者さんを選びましょう。

お客様からしたら、コーキング工事といってもよくわからない方が大半です。なかには、どうせお客様はわからないだろうと決めつけ、適当な説明をする業者もいます。適当な説明をする業者に当たると、仕事も適当にされてしまいます。

コーキング工事を依頼する時は、しっかりした説明をしてくれる業者さんを選びましょう。そうすることで、効果があるコーキングをしてもらうことが可能です。

まとめ

今回は外壁塗装のコーキングの役割について紹介しました。今回のポイントをまとめると、外壁塗装のコーキングの役割とは外壁の防水をするため、外壁材を補修するため、外壁材同士の衝突をやわらげるためなどです。外壁塗装をする時には、必ずコーキングは必要です。もし外壁塗装工事を安くするために、コーキングをやらないと雨水の侵入を許したり、外壁材の崩壊を起こしたりします。本記事が外壁塗装のコーキングの役割について詳しく知りたい方に届けば幸いです。

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