外壁の凍害はなぜ起こる?原因と対策方法を詳しく解説

公開日:2023/07/21 最終更新日:2023/07/26

家を建てたらしばらくの間は快適に過ごせますが、設備や外壁はしだいに劣化したり故障したりします。外壁は雨や風、紫外線にさらされるためある程度色あせたりひび割れたりしてしまったら、外壁を塗りなおす必要が出てくるでしょう。外壁に起こるトラブルとして凍害というものがあります。今回は凍害について解説します。

外壁の凍害とは

外壁に起こる凍害という現象を知っていますか?外壁が劣化する原因となるため知識として知っておくとよいでしょう。

凍害って何?

凍害は文字の通り、外壁が含んだ水分が凍ることで起こる被害のこと。水分が凍ってしまうと膨張してしまうため、外壁も膨張して耐久力が低下したりひび割れてしまったりします。

どんなときに凍害が起きるの?

凍害が起きるのは外壁の内部の水分が凍るくらい低温になるときです。そのため冬寒い地域で起こりやすく、日本だと北海道、東北、北陸など。それらの地域で家を建てようと思っている方は凍害について知っておくとよいでしょう。

とくに日中と夜の気温差が激しい地域は、外壁が含んだ水分が凍って解けてを繰り返すことで劣化しやすくなります。

外壁の凍害が起こる原因とその被害の特徴

寒冷地に住んでいる方は凍害の原因と被害が起きてしまったら外壁はどうなるのかを知ることで、凍害対策を行いましょう。

凍害の原因とは?

凍害は氷点下になるような寒い地域や、昼と夜の気温差が激しい地域で起こりやすい被害です。外壁は家を建てたら一生そのまま使い続けられるわけでなく、外壁の表面をおおっている塗膜は、経年劣化で防水効果がなくなってきてしまうでしょう。

防水効果がないまま放置していると、外壁の中に水が入るようになってしまい、その水分が凍結することで凍害となってしまいます。この凍害を凍結融解作用による凍害といいます。

家を建てる段階で起こる凍害もある

家を建てた後に外壁が劣化していく凍害もありますが、家を建てる際に起こる凍害もあり、これを初期凍害といいます。

初期凍害は外壁に利用するコンクリートが固まる前に水分が凍ってしまうため、強度が不十分になってしまう被害をさします。一度初期凍害が起きてしまったコンクリートは、計画していた通りの品質を得ることが難しくなってしまいます。

凍害の特徴とは?

凍結融解作用の凍害を受けた外壁をそのままにしておくと、外壁の下地部分まで水分が染みこんでしまいカビたり腐ったりしてしまいます。さらに劣化が進むと建物の躯体まで被害が広がってしまうかもしれません。

そのため早期発見が大切です。初期段階ではまず外壁に細かいひび割れが起こるようになります。さらに被害が大きくなると外壁が剥がれ落ちてしまいます。

時には大きな塊が落ちてしまうこともあるので、そうなる前に対処しましょう。初期凍害の場合はコンクリートが黒ずんでしまう、コンクリートの表面上に凍結が浮かび上がるといった症状が現れます。

外壁の凍害の効果的な対策法

外壁を防ぐ方法や起こってしまったときの対処法にはどのようなものがあるのでしょうか。事前にできる対策や起こった後の対処法について解説します。

塩害が起こりにくい外壁にする

寒冷地に家を建てようと思っている方は塩害が起こりにくい外壁を選びましょう。金属サイディングは水が浸透しないのでひび割れの心配がありません。

金属なのでサビる心配はありますが、近年の外壁材はサビにくくなってきています。

定期的な点検を行う

凍害が起こっていないか定期的に点検することで早期発見できます。外壁に変化がないか、目地のところのコーキング部分がひび割れていないかなど、日常的に自分でチェックしましょう

外壁やコーキングにひび割れがあると、そこから水分が入りこんでしまい凍害の原因になってしまいます。

日常的に自分で点検してみて異常があったら業者に詳しく点検を依頼しましょう。また、劣化する前に早めに塗装し直すのも効果的です。

早めに補修作業を行う

外壁のひび割れやはがれなどが小さく被害が少ないうちにパテなどで補修、外壁の表面の塗膜を塗りなおすのがよいでしょう。

自分でパテを塗ったり塗料を塗ったりもできますが、凍害の被害がどこまで及んでいるのか素人には判断できないため、プロの業者に補修作業を行ってももらうのが賢明です

工事のときにチェックする

初期凍害の場合は寒い時期にコンクリートの流し込みを行わない、または養生して凍らないようにするといった対処法があります。寒い時期に家づくりをすることになった場合は、工事業者が適切な対応をしているのか現場をチェックしてみましょう

もし、凍害が起こっていれば、脆弱なコンクリート部分を取り除き、セメント系の補修材で補修を行うことになります。

まとめ

日本は四季があり、住むところによって冬も温暖な気候のところ、雪が降るくらい寒くなるところと特徴が異なります。雪が降るような寒い地域の家は、外壁に入りこんだ水分が凍ってしまうことで起こる凍害の被害にあう可能性があるので、対策が必要になるでしょう。対処法としては凍害が起こりにくい外壁材を選ぶ、外壁の点検を定期的に行う、劣化前に塗装し直すなどといった対処法があります。凍害を放置しておくと外壁の内部の方まで被害が進行し、カビたり腐ったりして家が傷んでしまうかもしれません。もし被害を見つけたら早めに補修作業を依頼するようにしましょう。

おすすめの新潟市の外壁塗装業者

おすすめポイント詳細リンク公式リンク
塗鈑瓦屋(とばんがや)塗装以外に交換や張替えも行う!社員は全員職人!ワンストップで対応できる!詳しくはこちら公式サイトへ
三州ペイント塗り替え相談の際に細かく丁寧にヒアリングを行う!営業の知識が豊富!詳しくはこちら公式サイトへ
ミサワホーム北越365日24時間受付体制でアフターフォロー!全国各地に営業所を展開!詳しくはこちら公式サイトへ
新創株式会社新潟市に密着し続けて43年以上!ショールームがあるので実物を見て判断できる!詳しくはこちら公式サイトへ
株式会社 満天新潟県内での施工実績が2,800棟以上にも上る!職人の育成にも努めている!詳しくはこちら公式サイトへ
新潟ペイント工業株式会社7年以上の長期安心保障を用意!もし不備があれば無償で対応してくれる!詳しくはこちら公式サイトへ
ダイケンリフォームスタッフの対応や人柄が高く評価されている!第三者機関がしっかりと検査!詳しくはこちら公式サイトへ

おすすめ関連記事