外壁塗装の足場代はどれくらい?

公開日:2024/02/15
お金

外壁塗装を検討する際に、多くの人が気になるのが足場代です。足場代は外壁塗装の総費用の中で、どれくらいの割合を占めるのか。また、足場の種類や内容によって費用がどの程度変動するのか。以上の2点について詳しく説明します。外壁塗装において、足場は重要であり、その費用について理解することは、計画を立てる際に役立ちます。

そもそも足場はなぜ必要なのか

外壁塗装をするときには、高所での作業が不可欠ですが、その高所作業を安全かつ効率的に行うために、足場が必要です。足場は、作業員が立ったり、塗料や道具を置いたりするための平台を提供します。なぜ足場が必要なのか、その理由を詳しく見てみましょう。

安全を確保するため

高所での作業は常に危険を伴います。足場を設置することで、作業員の安全を確保することができます。足場がない場合、はしごやリフトなどの代替手段を使って高所にアクセスする必要があり、これは事故の危険性を高めます。

足場を使用すれば、作業員は安定した位置から作業を行うことができ、高所からの落下や転倒のリスクが軽減されます。

効率的な作業のため

足場を利用することで、外壁にアクセスしやすくなり、作業効率が向上します。作業員は足場上に立って、塗料を塗ったり修理作業を行ったりでき、手際よく作業が進行します。足場がない場合、高さに制約が生じ、作業員は手の届かない場所にアクセスできないため、仕上がりにムラや不完全な箇所が生じる可能性が高まります。

外壁全体へ行き来できるようにするため

足場を組むことで、外壁のほぼ全体にアクセスできます。これは、均一な塗装や修理が可能になります。外壁塗装の際には、塗料の均一な塗布が重要であり、足場がなければ高い場所や細かい部分にアクセスすることが難しくなります。

足場は外壁塗装プロジェクトにおいて、安全性、作業効率、仕上がりの品質を向上させるために不可欠な要素なのです。高所での作業を行う際には、足場の設置を検討することは非常に重要です。

足場費用の相場を知っておこう!

外壁塗装の費用は、建物の広さや形状、塗料の種類や品質、工事期間などによって変わりますが、一般的には、外壁塗装の費用のうち約20~30%が足場代になります。つまり、外壁塗装の費用が100万円だとしたら、足場代は20~30万円ということになります。

しかし、これはあくまで目安であり、実際の足場代は建物の状況や工事業者によって異なります。

たとえば、建物が高層だったり、複雑な形状だったりすると、足場を組むのに時間や材料がかかるため、足場代も高くなります。逆に、建物が平屋だったり、シンプルな形状だったりすると、足場を組むのに時間や材料が少なくて済むため、足場代も安くなります。

また、工事業者によっても足場代は異なります。工事業者は、自社で足場を所有している場合と、他社から借りてくる場合とがあります。自社で所有している場合は、足場代が安く抑えられる可能性があります。

他社から借りてくる場合は、借りる期間や条件によって足場代が変わります。したがって、外壁塗装の見積もりを取るときには、必ず足場代を含めて比較することが大切です。また、見積もりだけではなく、工事業者の信頼性や実績も確認することが重要です。

足場の種類・内容を知ってトラブルを防ごう

外壁塗装の足場には大きく分けて2種類あります。一つはパイプ型で金属製のパイプを組み合わせて作るもので、もう一つは枠型で木製や金属製の枠を組み合わせて作るものです。パイプ型は強度や安定性が高くて耐久性もあるので、高層や複雑な形状の建物に向いています。

枠型は軽量で組み立てやすくてコストも安いので、平屋やシンプルな形状の建物に向いています。足場の種類だけでなく、足場の内容も確認することが大切です。足場の内容とは、足場に付属するものやサービスのことです。たとえば、足場には次のようなものが付属する場合があります。

防護ネット

足場から落下したり、塗料が飛散したりするのを防ぐためのネットです。

防音シート

作業音や塗料臭を低減するためのシートです。

雨仕舞い

雨天時に足場を覆って作業を続けることができるようにするためのシートです。

照明

夜間や暗い場所で作業を行うための照明です。

監視カメラ

足場に不審者が侵入したり、盗難や破損が起きたりするのを防ぐためのカメラです。

これらの付属品やサービスは、足場代に含まれる場合と別途料金がかかる場合とがあります。また、必要なものや不要なものもあるかもしれません。例えば、防音シートは近隣住民への配慮として必要な場合がありますが、監視カメラは不要な場合もあります。

そこで、外壁塗装をするときには、足場の種類だけでなく、足場の内容も工事業者に確認しておくことが大切です。足場の内容によっては、費用が変わったり、工事期間が延びたりする可能性があります。また、トラブルを防ぐためには、足場の内容を契約書に明記しておくことも重要です。

まとめ

外壁塗装をするときには、足場代を見落としてはいけません。足場代は外壁塗装の費用の中で大きな割合を占めるだけでなく、建物や工事業者によって大きく変わる可能性があります。また、足場代だけでなく、足場の種類や内容も確認しておくことが大切です。

足場は外壁塗装の品質や安全性に直結するものなので、しっかりと比較検討して最適な選択をしましょう。

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